ゲームアプリ両OS、4・5月セルラン比較|売上が高いアプリのユーザーの特徴は?

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新型コロナウイルスの中、巣ごもり消費の一環でゲームアプリをプレイする方が増加しました。そんな中、ゲームアプリの売上傾向はどんな変化を見せているのでしょうか。
今回はゲームアプリに関するマーケティング担当の方向けに、アプリ分析ツールApp Apeから収集した「2020年4・5月のAndroid+iOS合算セールス平均ランキング」データをもとにして、ランクインしているアプリの傾向などを解説していきます。

Note

  • 文中で使う単語の説明
  • ※性年代比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザー(MAU)のうち、性別×年代でみたときの各世代の割合

セルラン上位のタイトルラインナップに、大きな変化はない

▼ゲームカテゴリアプリ平均売上ランキング

順位4月ランキング5月ランキング
1位モンスターストライクモンスターストライク
2位ドラゴンクエストウォークドラゴンクエストウォーク
3位Fate/Grand Orderパズル&ドラゴンズ
4位パズル&ドラゴンズPokémon GO
5位Pokémon GO荒野行動
6位放置少女プロ野球スピリッツA
7位荒野行動放置少女
8位プロ野球スピリッツAFate/Grand Order
9位マフィア・シティマフィア・シティ
10位LINE:ディズニー ツムツムコード:ドラゴンブラッド

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

上記は、Android・iOSそれぞれのアプリストアの、日間売上ランキングデータから、2020年4月と5月で月平均を出したものです。

全体的には、順位変動はあるものの1~9位にランクインしているアプリはまったく同じものであることが分かります。

1位:モンスターストライク(モンスト)
2位:ドラゴンクエストウォーク(ドラクエウォーク)

と、1位と2位は同じアプリが2ヶ月連続でランクを維持していました。
モンストはバトル要素を取り入れたパズルゲームとして、長らく多くのファンを獲得し続けています。またドラクエウォークはモンストと比較してリリースから日にちは立っていませんが、 1986年から始まる「ドラクエ」シリーズの一つとしてリリース前から大きな話題を集めて集客に成功しました。
どちらも国民的人気ゲームとして、コロナウイルスの中でも堅調な売上を維持しているようです。

一方で10位の売上ランキングを見てみると、2020年4月ランクインしていた「LINE:ディズニーツムツム(ツムツム)」に代わって、「コード:ドラゴンブラッド(ドラブラ)」がランクインしているのが分かります。

▼ドラブラが実施したキャンペーン

  • 事前登録開始記念として、TwitterにてAmazonギフト券などをプレゼント
  • ドラブラに関する動画をYouTubeにアップロードして、それをハッシュタグ付きでTwitterにシェアすると、ゲーム内アイテムなどをプレゼント

など精力的にさまざまなキャンペーンを開催しています。

それが功を奏して、女性ユーザーなどの大量獲得に成功しました。

  • オープンワールドで、一人一人が思いのままに行動できる
  • 自分オリジナルの家を作り、外部に公開できる「ホーム」システムが新規搭載される

などRPG以外の要素も充実しており、今後も成長が見込めるアプリです。

ドラブラに関する詳しい記事は、下記の記事をご覧ください。

ゲームアプリOS合算、5月売上ランキング|上位に4月リリースアプリが2つランクイン

売上が高いアプリは、男性ユーザーの利用率が高い

ここからは、4・5月両方の平均売上ランキングに入っていたアプリの、2020年5月の性別年代比データから傾向を探っていきます。
(※マフィア・シティは、性年代比データが不十分だったため、今回は掲載しておりません。)

『女性ユーザーが全体的に多いアプリは特になし、男性の課金傾向が強そう』

▼モンスト・ドラクエウォーク

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による]
[性年代比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザー(MAU)のうち、性別×年代でみたときの各世代の割合]

・モンスト:男性が多い。年代に特徴がほぼない。
・ドラクエウォーク:男性が多く、30・40代中心のアプリ

▼パズル&ドラゴンズ(パズドラ)・ポケモンGO

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による]
[性年代比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザー(MAU)のうち、性別×年代でみたときの各世代の割合]

・パズドラ:男性が多い。男性は若年層のユーザーが多く、女性は年代が上がるにつれてユーザー増加
・ポケモンGO:男女差がそれほど大きくなく、男女ともに30代のユーザーが多い

▼荒野行動・プロ野球スピリッツA(プロスピA)

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による]
[性年代比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザー(MAU)のうち、性別×年代でみたときの各世代の割合]

・荒野行動:男性が多く、10代中心。20代男性も多め。
・プロスピA:男性が多く、30代のユーザーが少ないのが特徴

▼放置少女・Fate/Grand Order(FGO)

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による]
[性年代比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザー(MAU)のうち、性別×年代でみたときの各世代の割合]

・放置少女:男性が多く、30・40代が中心。20代の男女差はほぼ同じ。
・Fate:男女差それほどなく、20代に人気のアプリ

それぞれの年代の特徴をまとめてみると、どのアプリも

  • 男性ユーザーの方が多い
  • 男女差があまりない

の2パターンどちらかに当てはまる場合がほとんどで、女性ユーザーが全体的に多いアプリはありませんでした。ここから、女性より男性のほうが比較的気軽に課金しやすいことが推察できます。

ポケモンGOは女性ユーザーも多く、30代女性ユーザーボリュームが一番大きい

一方、性年代で分けた際に各アプリで一番ボリュームの大きいユーザー層を比較してみると、下記のようになりました。

  • モンスト:20代男性
  • ドラクエウォーク:40代男性
  • パズドラ:10代男性
  • ポケモンGO:30代女性
  • 荒野行動:10代男性
  • プロスピA:10代男性
  • 放置少女:40代男性
  • Fate:20代男性

全体の傾向と似ており、男性が最もボリュームの大きい場合がほとんどです。そんな中、イレギュラーな傾向を見せたのが「ポケモンGO」です。ポケモンGOだけは、最もボリュームの大きいユーザー層が「30代女性」になっています。

ポケモンGOの男女比を確認すると、こちらのようになりました。

▼男女比

  • 全体に占める男性の割合:53%
  • 全体に占める女性の割合:47%

男性の割合が多いのは他のアプリと同じですが、差が小さいのがポイントになっています。

ポケモンはかわいらしい見た目から女性にも人気のコンテンツになっており、女性向けのグッズなどもたくさん出回っています。初代ポケモンのゲームが発売されてから20年以上もサービスが展開されているので、ゲームアプリジャンルで30代女性のボリュームが一番高いのにも納得ができます。

女性にも相当数ファンがいるのが、アプリ傾向からも分かる結果となりました。また売上でも上位を維持しているので、女性も男性相応に課金しているのではないかと推察されます。

『FGOはポケモンGOと似ている部分があり、女性からの人気も高め』

ポケモンGOと同じように、女性ユーザーボリュームが多いゲームアプリとして「FGO」が挙げられます。年代構成比を見てみると、

▼FGOの男女比

  • 男性:56.1%
  • 女性:43.9%

と今回比較した中でポケモンGOの次に女性ユーザーボリュームが大きいのが分かりました。

FGOなどの「Fate」シリーズには、「サーヴァント」というキャラクターが出てきます。このサーヴァントを「マスター」と呼ばれる人が指示しながら戦うのですが、女性だけでなく男性のサーヴァントもたくさんいるのが特徴です

そしてFGOにも、男性のサーヴァントがたくさん出てくることから、お気に入りのサーヴァントを持っている女性ユーザーにもプレイしやすい環境にあるのではないかと思われます。

ちなみにFGOユーザーを性年代で分けた際に、一番ボリュームの大きいユーザー層を比較してみると

  • 男性ユーザーの中では20代が最も大きい(23.8%)
  • 女性ユーザーの中では20代が最も大きい(22.6%)

と、男女ともに20代が最もボリュームが大きいのが分かりました。

Fateシリーズは2004年から始まりましたが、開始直後からのファンではない20代男女ユーザーもうまく取り入れながら成長しているのでしょう。

まとめ

今回はApp Apeのデータをもとに、ゲームアプリ売上ランキング上位の傾向を分析してきました。

全体的には、男性ユーザーボリュームが大きいアプリのほうがセルラン上位に入りやすいのが見て取れました。課金行動も、男性ユーザーのほうが積極的に取ることがうかがえます。

ただしポケモンGOやFGOのように、女性ユーザーも複数獲得しながら売上成長に成功しているアプリも存在します。アプリをマネタイズする際は、アプリコンセプトを明確にしてターゲットユーザーに想定通り使ってもらえるようプロモーションなども欠かさず行うことがポイントになりそうです。

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