コロナはどのような影響を与えている?内食アプリと外食アプリの利用動向を探る

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新型コロナウイルスの影響で、「巣ごもり消費」をする方が増えています。厚生労働省からコロナ禍における生活のガイドライン、「新しい生活様式」が出されたこともあり、今後も巣ごもり消費が生活の中心になっていくでしょう。

そんな中、気になるのが飲食に関係する内食アプリ(自宅で料理をする際に、レシピなどを検索できるアプリ)や外食アプリ(外食する際、店舗検索などを行えるアプリ)です。コロナウイルスが消費活動に大きな影響を与える中、内食アプリと外食アプリの利用動向などはどうなっているのでしょうか。

今回はコロナウイルスで内食と外食にどのような影響が出ているのか気になる方向けに、アプリ分析ツール「App Ape」のデータを分析し、内食アプリや外食アプリの利用動向をMAUやDAUなどから紐解いていきたいと思います。

App Apeの詳細はこちら:アプリ分析ツール App Ape
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Note

  • ※MAU=月間アクティブユーザー数
  • ※DAU=日間アクティブユーザー数

2020年4月、レシピアプリ全体のMAUが最大に

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数
  • インストール数:アプリの月間インストール数の推移。当該月において、アプリを端末にインストールしたユーザー数を表示。

上のグラフは、内食アプリ(レシピアプリ)として有名な3アプリのインストール数とMAU推移をパーセンテージで表しています。2019年4月~2020年4月までの間に、計測した結果です。

インストール数を見ると、コロナ禍以外の時期でも伸びているタイミングは多いです。

  • 2019年4月→2019年5月
  • 2019年7月→2019年8月

は、大きな伸び率を見せています。

そしてコロナの影響が出始めた2020年1月からは、レシピアプリのインストール数は月を追うごとに順調に伸びています。コロナ禍以前はインストール数に増減がありましたが、2020年1月からは減少している月はありません。

一方MAUの推移を見ると、1年スパンでは減少する月もあれば、増加する月もありました。しかし新型コロナウイルスの影響が日本でも顕著になった2020年2月以降は、ユーザー増加が続いています。2020年4月のMAUは、計測した月の中で最大です。

コロナ禍で、レシピアプリのMAUとDAUは増加傾向に

次に各レシピアプリのMAU、そしてレシピアプリ全体のDAUを探っていきます。

▼クックパッド(Cookpad)

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数
  • インストール数:アプリの月間インストール数の推移。当該月において、アプリを端末にインストールしたユーザー数を表示。

▼クラシル

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数
  • インストール数:アプリの月間インストール数の推移。当該月において、アプリを端末にインストールしたユーザー数を表示。

▼デリッシュキッチン(DELISH KITCHEN)

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数
  • インストール数:アプリの月間インストール数の推移。当該月において、アプリを端末にインストールしたユーザー数を表示。

上記は、クックパッド、クラシル、デリッシュキッチン、それぞれのインストール数、MAUのデータとなります。どの図表も、2019年4月~2020年4月までの計測結果のデータです。

クックパッドとクラシルは、2020年4月のMAUが最大値の100%となっています。またデリッシュキッチンは、2019年7月からMAUが多少減少していました。しかし2020年4月に最大値ではないものの、MAU数を大きく盛り返しています。

2020年3月から4月に掛けて、クラシルとデリッシュキッチンのMAUが急に増加しているのもポイントです。クックパッドは、ほぼ100%の状態で高止まりしています。

2020年3月以降は1月~2月に比べてさらにコロナウイルスの影響が大きくなっており、その関係で内食アプリの需要も急増した可能性があります。

インストール回数を見ると、クックパッドは2020年4月に少し減少したものの2020年1月~2020年3月は増加傾向です。クラシルとデリッシュキッチンは、2020年1月~2020年4月まで続けて増加しています。

3アプリ全体のDAUも増加、自炊する人が増えている状況を反映か

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による]
[DAU(Daily Active Users):そのアプリの対象期間における、日間アクティブユーザー数であり、1日に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]
[※Androidのみの数値で算出]

内食レシピアプリ3つを合計したDAU推移が表示されています。それによると、3月20日ごろからDAUが増加傾向にあることが分かりました。

日々のおかずなどを作る際に利用されるレシピアプリでは、DAUも重要な指標です。今回のデータでMAUベースだけでなくDAUベースでも、順調にレシピアプリの需要が高まっているのが判明しました。

App Apeを提供する「フラー株式会社」と、クラシルを提供する「dely株式会社」は、「コロナショックが与えた、外食・内食への影響と実態」というタイトルでオンラインセミナーを開催しました。

【セミナーレポート】delyとフラーがデータで解説、コロナショックが与えた外食・内食への影響と実態

上記では

  • 内食3アプリは2020年4月において17~18時の利用者数が多く、夜に需要が伸びている
  • さらに2020年4月は、正午の利用者数も伸びている

ことなどが語られました。

理由として、

  • オンライン飲み会などの影響で、お酒のおつまみを作る人が増加した
  • 休校の影響で、子供と親が自宅でご飯を食べるようになった

などが考えられると解説されました。

自宅でご飯を食べる機会が増えた分、主婦に限らずさまざまな人が自炊するようになっているのがデータからも分かります。

外食アプリ(店舗検索)、テイクアウト特集や機能の追加でユーザー確保

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数
  • 所持者数:そのアプリの対象期間におけるApp Apeのパネルユーザーのうち、そのアプリを月末時点で所持しているユーザーの割合 × 日本のAndroid利用者数

上のグラフは、代表的な外食アプリ(食べログ、ホットペッパーグルメ、ぐるなび、Retty)の所持ユーザー数とMAUを表しています。

2019年12月以降月間アクティブユーザー数が下がる傾向にあるのは、予想の範囲と言えます。コロナ禍の影響で、飲食店を探して直接来店する回数は明らかに減っているからです。

ポイントは、MAUに対して所持ユーザー数はそれほど減少していないことです。ここから、MAU自体は減少しているものの、外食アプリをアンインストールせず引き続き使っている人の割合が多いのが分かります。

データにある4アプリは、それぞれ

  • 食べログ:特設サイトや各店舗情報ページなどに、テイクアウト情報を掲載
  • ホットペッパーグルメ:2020年4月15日から「テイクアウト特集」コンテンツを追加
  • ぐるなび:テイクアウトに特化した「ぐるなびテイクアウト」を強化、特設ページなども制作
  • Retty:2020年4月9日から、テイクアウト・デリバリーの情報掲載を開始

と、テイクアウトやデリバリーの情報掲載などを強化してコロナウイルス対策を行っています。そういった施策が、ユーザーの維持につながっているのでしょう。

テイクアウトやデリバリーを使えば、来店しなくても飲食店の味を楽しめます。安心して自宅で飲食店のメニューを食べられる分、コロナ禍で飲食店が生き残る方法として今後も重要な役割を担っていくでしょう。

実際今回のデータで、テイクアウトやデリバリーに絡めた施策が効果を出しているのが分かります。

まとめ

今回は内食・外食アプリの利用動向を、MAUやDAUなどから分析してきました。

内食レシピアプリ

  • 新規ユーザーが増加しており、月間アクティブユーザー数もコロナ禍の中で最大になっているところが多い。
  • 今後も自宅での飲食を助ける手段として、大きな成長が見込める。

外食アプリ(店舗検索アプリ)

  • MAUは減少してはいますが、所持ユーザーに結果がそのまま跳ね返っていない。
  • 各アプリのテイクアウトやデリバリーなどに対する施策強化が、利用継続につながっている。

さらに内食レシピアプリ、外食アプリについて詳しくデータで知りたい方は、App Apeをご覧ください。

App Apeではアプリに関する様々なデータを毎日更新しています。

App Apeは、アプリのさまざまな利用データから、マーケティング施策や今後の戦略のヒントを見つけ出すSaaSツールです。無料登録で、下記のデータをPCやスマホからいつでもご確認いただけます。

  • アクティブユーザー数のランキング
  • 急成長しているアプリがわかるトレンドランキング
  • 主要SNSアプリの利用時間帯や性別年代比
  • 各アプリのストア情報のサマリー など


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