旅行予約アプリは、国産アプリが好まれる? 自粛緩和に向けて旅行アプリの利用が増加

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お得に簡単に宿泊・移動手段の予約をすることができる「旅行予約アプリ」。2020年2月頃から新型コロナウイルスの影響が出始めたことで、アクティブユーザー数は減少していることが予想されます。

現在の旅行アプリのランキングから、ユーザーに多く利用されているアプリの特徴を見てみましょう。また、新型コロナウイルスの自粛要請が解除された今、利用者数はどのように変化していくと考えられるのでしょうか。

日本人が利用する旅行アプリの傾向をMAU(月間アクティブユーザー数)ランキングから分析した上で、アプリ分析ツール「App Ape」で蓄積する旅行アプリの利用データを読み解き、旅行アプリの市場感を見ていきます。

旅行アプリの利用傾向と、新型コロナウイルス影響下での利用動向が知りたいマーケティング担当者、事業担当者必見の内容です。

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MAUランキングに新型コロナウイルスによる外出自粛の影響なし

▼2020年5月 旅行&マップカテゴリMAUランキング

順位アプリ名宿泊・航空チケット予約系のアプリアプリ運営会社の本社所在国
1位マップ – ナビ、乗換案内×日本
2位Yahoo! MAP×日本
3位Tokyo Disney Resort App日本
4位Google Earth×海外
5位楽天トラベル日本
6位じゃらん日本
7位ANA日本
8位Googleストリートビュー×海外
9位Flightradar24 フライトトラッカー×海外
10位ホテル予約のブッキングドットコム海外
11位JAL(国内線・国際線)日本
12位ANAマイレージクラブ日本
13位EXアプリ×日本
14位アパ直(アパホテル)公式アプリ日本
15位ソトシル×日本
16位格安航空券 skyticket日本
17位キョリ測×日本
18位Swarm×海外
19位エクスペディア海外
20位aumo (アウモ)×日本
21位VoiceTra(ボイストラ)×日本
22位RETRIP<リトリップ>日本
23位Agoda海外
24位Airbnb (エアビーアンドビー)海外
25位Skyscanner (スカイスキャナー)海外
26位エアトリ日本
27位トリップアドバイザー海外
28位ホテルズドットコム海外
29位トラベルコ日本
30位trivago: トリバゴ海外

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

上の表は、新型コロナウイルスが流行したことにより、外出自粛が要請されていた5月の旅行&マップカテゴリ月間アクティブユーザー数(MAU)ランキングです。
ランキングを見てみると、上位に入っている海外製のアプリは「Google」などのプラットフォーマーのアプリだということが分かります。宿泊・航空チケット予約可能アプリに絞って傾向を見てみると、ランキングの上位を日本製のアプリが占めているという結果です。

日本製の宿泊予約・航空チケットアプリが軒並み上位を占めているのは、宿泊料金・予約料金の安さが一つの要因として考えられます。また、値段が安いことに加えて、ポイント制度や、旅行の宿から航空券まで一つのアプリで予約できるなど、サービスが充実していることがユーザーを集める要因だと考えられます。

例えば、「楽天トラベル」では料金に応じて楽天ポイントが貯まる仕組みを取っています。「エクスペディア」等の海外アプリにもポイント付与のシステムはありますが、日本のサービスの方がポイントの還元率が高いことから、日本産アプリのユーザーが多くなっているといえるでしょう。

5月~6月にかけて旅行アプリの利用が増加!

国内の旅行予約アプリの中で、特に5月~6月にかけてアクティブユーザー数の変化があったアプリ、「じゃらん」と「ブッキングドットコム」の週ごとの平均DAU(デイリーアクティブユーザー数)の推移をみると、5月に入り、外出自粛解除日に向かってアクティブユーザー数が増加していることが分かります。

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による]
[DAU(Daily Active Users):そのアプリの対象期間における、日間アクティブユーザー数であり、1日に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

「じゃらん」のアクティブユーザー数は、5月初めに底を打ちましたが徐々に盛り返し、6月頭には通常時の2/3程度にまで回復しました。その後、若干アクティブユーザー数の低下が見られますが、緊急事態宣言の解除とともに回復傾向に転じると考えられます。

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による]
[DAU(Daily Active Users):そのアプリの対象期間における、日間アクティブユーザー数であり、1日に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

一方、「ブッキングドットコム」のアクティブユーザー数は、5月初旬~中旬にかけて底を打ちました。このときのアクティブユーザー数は通常時の1/5ほどにまで低下しています。緊急事態宣言解除の予告が行われた時期と重なったこともあり、この時期を境に回復傾向に転じ6月初旬時点では、アクティブユーザー数に大きな上昇が見られます。

まだ旅行には行きにくい社会情勢ですが、観光庁が8月上旬の開始を目指している「Go Toトラベルキャンペーン」の概要が発表され、それに合わせて旅行アプリで今のうちにプランを練ったり、航空券や宿泊予約をしたりする人が5月に入って増えたことがわかります。

観光庁「GoToキャンペーン」の影響か?

観光庁の説明によると、Go To トラベルキャンペーンとは、期間中の旅行商品を旅行業者等経由で購入した消費者に対し、代金の1/2相当分のクーポン等を付与する取り組みです。宿泊割引・クーポン等に加え、地域産品・飲食・施設などの利用クーポン等が含まれます。

[令和2年度 観光庁関係補正予算より引用]

実際、tripla株式会社の宿泊施設公式ホームページ向け予約システム「triplaホテルブッキング」を対象とした新型コロナウイルス影響調査でも、宿泊予約をする人が増加している傾向にあることが分かっています。空室検索数は一時期コロナウイルス流行前の20%まで落ち込みましたが、5月末時点では60%まで回復しています。宿泊予約件数に関しても40%まで落ち込んでいたのが、5月末時点では70%まで回復したと報告されています。

この回復傾向は、6月16日の観光庁の「宿泊施設への直予約や、修学旅行等の団体も対象にする」との発表によって、さらに加速することが予想されます。Webサイトの利用増加にともなって、宿泊予約・航空券予約アプリのアクティブユーザー数も同じように伸びると考えて良いでしょう。

まとめ:旅行需要の高まりと旅行アプリ今後の展望

今回は、日本人が利用する旅行アプリの傾向をランキングから分析した上で、アプリ分析ツール「App Ape」で蓄積する旅行アプリの利用データから読み解き、旅行アプリの市場感を見てきました。本記事の要点は、以下のとおりです。

  • 日本製の宿泊予約・航空チケットアプリがMAUランキングの上位を占めている
  • 外出自粛要請解除に合わせて、旅行アプリのアクティブユーザー数が回復
  • 観光庁「Go To キャンペーン」の影響で、今後も回復傾向は続きそう

記事内でも触れたように、旅行への需要が今後高まっていくことが考えられます。JTB・JTB総合研究所の調査によると、「外出自粛要請や渡航制限が解除され、自由に外出や旅行ができるようになったら、何をまずやりたいか」という問いに対し「国内旅行」と答えた割合が40.9%と高くなっています。

[JTBホームページより引用]

実際、JTBは「Go To Travel キャンペーンでお得に旅行に出かけよう」と銘打って、メールマガジンにてキャンペーン商品先行発表予定だとホームページに掲載しています(6月末現在は、準備中)。

こういった需要の高まり、各旅行会社のキャンペーンにより、旅行アプリのアクティブユーザー数も増加していくと考えられます。コロナウイルスの影響下で利用が落ち込んでいたアプリが、外出自粛解除にともなって今後利用数がどのように変化していくかに注目です。

今回紹介したアプリのさらに詳しいデータや、他のアプリのアクティブユーザー数の動向を知りたい方は、お気軽にこちらからApp Apeの無料版をお試しください。

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