2020年5月版、アプリインストールランキング。4月首位のZoomがさらに加速。マイナポータル、J-Coin Payが急上昇

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政府による新型コロナウィルス感染拡大防止の緊急事態宣言により、私たちの生活様式は大きく変化しました。
App Ape編集部では自粛時期の影響が大きかった2020年5月のアプリインストールランキングを調査。ランキング結果から前月までと比べて特に「生活様式に関わるアプリ」のインストール数、利用ユーザーの変動が明らかになりました。

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新型コロナウィルスによる生活様式の変化が顕著に表れる結果に。

2020年5月のインストールランキングトップ10は以下の通りです。
ちなみに4月度と比べた各アプリのランキング推移は以下のような形でした。

順位アプリ名前月変動(順位)
1位ZOOM
2位マイナポータルAPランク外
3位LINEマンガ
4位TikTok
5位Instagram
6位ピッコマ
7位J-Coin Pay
8位Twitter
9位スマートニュース
10位マンガBANG!

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • インストール数:アプリの月間インストール数の推移。当該月において、アプリを端末にインストールしたユーザー数を表示。

2020年5月のインストールランキングでは、人気のゲームカテゴリーのアプリが10位圏外まで順位を落とした代わりに、先月と比べると「LINEマンガ」が7位から3位、「ピッコマ」8位から6位、「マンガBANG!」15位から10位とコミックカテゴリーのアプリが軒並み順位を上げています。

「マイナポータルAP」が一気にランキング上位に入っていますが、これは特別定額給付金のオンライン申請を行う人が一斉にインストールした影響です。

その他にも、「zoom」や「J-Coin Pay」といった生活様式に関わるアプリもランキング入りが目立つ形になっています。

今回は、好調に伸ばしている「生活様式に関わるアプリ」の中でも順位変動のあった「zoom」「J-Coin Pay」「マイナポータルAP」の3つに注目して考察していきます。

「Zoom」テレワーク推進が追い風となり、爆発的なインストール数を記録。

「zoom」はパソコンやスマートフォンを使用して、簡単にweb会議が行えるアプリです。以下は、3月から6月末までの日間利用ユーザー数の推移です。

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による]
[DAU(Daily Active Users):そのアプリの対象期間における、日間アクティブユーザー数であり、1日に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

上記のグラフを確認すると、新型コロナウィルスが猛威を振るい始めた3月後半からインストール数が伸び始めているのが分かります。その後5月初旬にピークを迎え、蔓延前の時期と比べると約20倍の利用ユーザー数となっています。

6月に入ると、やや利用ユーザーが減少していますが、それでも蔓延前と比べると10倍以上の利用ユーザー数を維持しており、テレワークやオンライン商談といった新しい生活様式が浸透してきていることが伺えます。

また、既存のビデオ会議サービスの場合は無料だと人数制限がありますが、ZOOMは40分という時間制限はあるものの、100人まで無料で使用できるため、使用範囲が広いこともリモートワークで広まった理由と考えられます。

「マイナポータルAP」特別定形給付金の支給により利用ユーザーが大幅に増加。

[Google Playより引用]

「マイナポータルAP」は、マイナンバーカードを利用して、行政サービスログインや電子申請時の署名等を行うことができるアプリです。
以下は、4月下旬から6月末までの日間利用ユーザー数の推移です。

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による]
[DAU(Daily Active Users):そのアプリの対象期間における、日間アクティブユーザー数であり、1日に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

特別定形給付金の支給が決定した5月初旬に利用ユーザー数が大幅に増加しているのが見て取れます。
その後も利用ユーザー数が減少しながらも定期的に増加している理由としては、自治体ごとに給付金のオンライン申請時期がズレていたことが要因と考えられるでしょう。

特別定形給付金の支給自体は決定していたものの、受付自体は自治体の管轄であったため、申請受付の時期は自治体によって異なっていました。
その結果、ユーザーはそれぞれ自治体の申請受付に併せて「マイナポータルAP」を利用し、オンラインで給付金の申請を行っていたものと考えられます。

「J-Coin Pay」キャンペーンで大幅な新規ユーザー獲得に成功

[Google Playより引用]

「J-Coin Pay」は、みずほ銀行が提供しているスマートフォン決済アプリです。対応店舗での支払いがスムーズになるだけでなく、各金融機関で開設している預金口座の入出金もアプリで行うことができます。
以下は、3月から5月までの月間利用ユーザー数の推移です。

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による]
[MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

上記のグラフより、4月から5月にかけて大幅にユーザー数が増加していることが見て取れます。この要因としては、「ECナビ」や「ライフメディア」で行われている初回起動キャンペーンが大きなポイントとなっています。

各ポイントサイトを見ると、「J-Coin Pay」だけでなく、「PayPay」「au Pay」などもキャンペーンを行っており、スマホ決済系アプリが新規ユーザー獲得のため、様々な手法で認知拡大を狙っているようです。

▼次なる課題はリテンション率の向上

競合アプリも同様の手法で新規獲得を狙う中、大幅なユーザー獲得に成功した「J-Coin Pay」の次なる課題は「リテンション率」の向上です。
以下のグラフは2020年2月末から6月末までのリテンションの推移です。

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[リテンション分析:どのくらいの新規ユーザーがアプリを利用し続けているのか(利用継続率)を分析したもの]

※インストール&起動をベースに計算したものになります。

上記グラフを見ると、インストール数が急増した5月辺りからリテンション率が落ちていることが見て取れます。これはキャンペーンでインストールと初回起動を行うユーザーは増えたものの、その後ユーザーが定着していないことを指しています。
アプリの良さを知ってもらい、日常的に活用してもらうためのリテンション向上を狙う施策が急がれます。

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  • 月間利用者数(MAU)、週間利用者数(WAU)、日間利用者数(DAU)
  • 時間帯別利用率
  • 性年代別割合
  • 起動回数
  • 同時所持アプリ など


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