音声アプリ、ポッドキャストの利用が増加|Google ポッドキャストダウンロードユーザー数、1年で9倍!

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新型コロナウイルス感染症の影響で家で過ごす時間が長くなった2020年春を経て、音声アプリやポッドキャスト(Podcast)が注目を集めています。在宅勤務が急増し、ラジオのように「ながら聞き」できる音声メディアの需要が高まっているようです。

緊急事態宣言の期間を経て少しずつ通勤が復活している今、音声アプリやポッドキャストの利用動向はどう変化しているのでしょうか。

今回はアプリ分析ツール「App Ape」で集積しているデータから、Google Payの音楽・オーディオカテゴリにおけるトレンドランキングを調査しました。ランクインしているアプリの傾向、および新型コロナウイルス感染症の影響が大きかったここ数ヶ月の変化を中心に分析します。

※トレンドランキングとは…?
DAUやアクティブ率 (アプリ起動率) の上昇 / 下降が直近で大きかったアプリをピックアップすることで今流行っているアプリやダウントレンドのアプリを知ることができるランキング。

また、2020年6月時点でのトレンドランキングにランクインしていた「Google ポッドキャスト」と「stand.fm」について、ユーザーの特徴や利用時間帯などを詳しく見てみました。

Note

  • 記事内で使用する用語の説明
  • 所持ユーザー数:そのアプリの対象期間において、対象のアプリを所持しているユーザーの数
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数
  • 時間帯別アクティブ率:アプリ所持ユーザーの内、時間帯別にアプリを1回以上起動したユーザーの割合の月間平均値

App Apeの詳細はこちら:アプリ分析ツール App Ape
※ 無料版登録で、主要アプリの利用データ・アプリの各種ランキングを、すぐにご覧になれます。

ポッドキャストアプリが急成長中。音楽・オーディオカテゴリの最新トレンドは?

▼2020年6月音楽&オーディオカテゴリランキング

トレンドランキングアプリ名MAUランキング
1位キョクナビJOYSOUND38位
2位無料音楽20位
3位ボイスレコーダー19位
4位Google ポッドキャスト35位
5位stand.fm93位

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • 所持ユーザー数:そのアプリの対象期間において、対象のアプリを所持しているユーザーの数
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

今回のトレンドランキングは、2020年6月Google Playの音楽&オーディオカテゴリ内で、前月と比較してアクティブユーザー数の変化量が多かった順です。

「ポッドキャスト」とは、Appleの商品である「iPod」と、「放送」を意味する単語である「broadcast」を掛け合わせた造語です。音声や動画をインターネットに公開する手段として広まってきたポッドキャストが、新型コロナウイルス感染症による在宅時間増加の影響を受けて、再び脚光を集めています。

そんな音声コンテンツの利用動向を把握するために、Google Play音楽&オーディオカテゴリ内のアプリにおける2020年6月のトレンドランキングを見てみました。このランキングは、前月と比べてアクティブユーザーの増加数が多い順に並べています。

1〜5位までは、音楽再生アプリ、ボイスレコーダーアプリ、ポッドキャストアプリというラインナップになりました。ここから、緊急事態宣言が明けた今も音声コンテンツが支持されている様子がうかがえます。この中でも今回は、4位の「Google ポッドキャスト」と5位の「stand.fm」を詳しく見ていきましょう。

[Google Playより引用]

4位のGoogle ポッドキャストは、世界中のポッドキャストを再生できるアプリです。音声コンテンツを聞くための機能に絞られているシンプルな操作性や、Googleが培ってきたおすすめ機能による新しい番組との出合いなどが支持されています。

[Google Playより引用]

5位のstand.fmは、2020年4月に設立された株式会社stand.fmが運営しているアプリで、音声コンテンツを視聴・配信できます。簡単に音声を録音して配信できる点、短い番組が多いので視聴者としても気軽に配信を聞ける点などが特徴です。

ラジオを聞く感覚で仕事中にも使いやすいGoogle ポッドキャスト

トレンドランキングで4位にランクインしたGoogle ポッドキャストの利用動向について、詳細を見ていきます。

2019年6月から2020年6月にかけて、MAU(月間アクティブユーザー数)と所持ユーザー数の推移を見てみると、新型コロナウイルス感染症によって日本国内で外出の自粛が求められていった2020年3月以降、どちらも数字を伸ばしていることが分かります。

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • 所持ユーザー数:そのアプリの対象期間において、対象のアプリを所持しているユーザーの数
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

特に所持ユーザー数が急増していて、2019年6月と2020年6月を比較すると9.06倍になりました。これはそのままアプリのダウンロード数が急増していることを示します。長らくAndroidでしか使えなかったアプリが、2020年3月にiOS版のアプリも登場したことで、アプリの認知度が高まり、Androidのユーザー増加にも影響したようです。

2020年5月と6月におけるMAUのデータを見てみると、4月時点のMAUがピークとなったために多少の減少が見られるものの、緊急事態宣言の期間が明けても一定数のユーザーが定着していることが分かりました。

続いてHAU(時間帯別アクティブユーザー数)の2020年6月平均を見てみましょう。

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による(データ対象:Androidのみ)]
[時間帯別アクティブ率:アプリ所持ユーザーの内、時間帯別にアプリを1回以上起動したユーザーの割合の月間平均値]

Googleポッドキャストのユーザーが増加する時間帯には波があり、早朝・お昼・夕方にユーザーが集中しています。一日のなかで最もユーザーが増加するのは、夜中の12時でした。

比較材料として、下記の記事「音声ライブ配信アプリ「Spoon」の時間帯別利用率」を見てみると、Spoonは夜の利用に偏っていて、日中はユーザー数が減少しています。

音声ライブ配信アプリSpoonのベストな配信時間|アクティブユーザー数から読み解く

これを踏まえると、Googleポッドキャストアプリは一度ダウンロードしたらオフラインでもコンテンツを視聴できるので、日中に仕事をしながらなど、どこにいても気軽に活用していることが考えられます。

また、Spoonは趣味のジャンルに特化した配信も多く、双方向のコミュニケーションができることからプライベートの時間帯に利用し、視聴に特化しているGoogleポッドキャストは仕事中でもラジオのように流しているのかもしれません。

2019年に誕生して急成長中のstand.fm、ポイントは「コミュニケーション」

続いて、2019年9月にリリースされたstand.fmが、2020年6月までにどのような成長を見せてきたのかを分析してみましょう。

stand.fmは、「簡単操作で誰でも自分の番組が持てる!」というキャッチコピーのとおり、これまで音声コンテンツの配信をしてこなかったベンチャー企業の経営者なども配信を始めて一気に知名度が上がりました。

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • 所持ユーザー数:そのアプリの対象期間において、対象のアプリを所持しているユーザーの数
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

所持ユーザー数とMAUの推移を見てみると、概ね順調な成長を見せています。Google ポッドキャストと同様に、新型コロナウイルス感染症の影響で2020年4月以降の所持ユーザー数が急増し、その後もユーザーが定着しているようです。

[stand.fm公式サイトより引用]

stand.fmにはフォロー・フォロワーの機能がある点、各種SNSとの連携がしやすい点に特徴があります。レター機能を使って視聴者が配信者に質問やメッセージを送ったり、番組をSNSでシェアしたりできるので、視聴・配信にとどまらないコミュニケーションが支持されているようです。

[stand.fm公式サイトより引用]

最近は2人以上の配信者が遠隔で番組を収録できる「コラボ収録」が追加されるなど、より深いコミュニケーションが可能な機能が追加されています。リリースされてから日が浅いため、今後も機能の追加やアップデートが図られていくでしょう。

「ながら聞き」に向いているポッドキャストの今後の動向

2020年春に外出がしにくくなって在宅時間が長くなり、一気に高まったポッドキャストの需要。新型コロナウイルス感染症の拡大によって生活様式が大きく変化しつつある今、緊急事態宣言の期間中だけでなく、今後もポッドキャストが支持されていく可能性があります。

「ながら聞き」できることがポッドキャストの強みである一方で、他の動画・音声アプリの利用が伸びているなか、ライブ配信アプリや動画配信アプリとの間でユーザーの奪い合いが発生するのか、どのアプリに特にユーザーの定着が見られるのか、今後も動向を注目する必要があります。

アプリごとのアクティブユーザーの動きや最新動向を知りたい方は、App Apeの無料版からぜひチェックしてみてください。

App Apeの詳細はこちら:アプリ分析ツール App Ape
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  • アクティブユーザー数のランキング
  • 急成長しているアプリがわかるトレンドランキング
  • 主要SNSアプリの利用時間帯や性別年代比
  • 各アプリのストア情報のサマリー など


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