オンライン帰省は増えるのか?お盆中の人々の行動をデータから予想する

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新型コロナウイルスの感染拡大が’広がる中での2020年のお盆期間中(8月12日〜16日)は、いつもの夏と明らかに異なる夏になりそうです。

緊急事態宣言が解除され、人々の移動が自由となった中、政府は「GoToトラベルキャンペーン」で感染予防対策を講じた上での旅行を支援しています。

一方で、感染拡大の動向を慎重に見極めながら判断をしようと考える人も数多くいることでしょう。


例年であれば都市から地方に大量の人々が大移動するお盆期間、人々はどのように行動し、何をして過ごすのでしょうか。

アプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップ・エイプ)」で蓄積するアプリの利用データなどから予想しました。

着目したのは、コロナウイルスの感染が拡大する7月中のアプリの利用動向、そして”天気”です。

App Apeの詳細はこちら:アプリ分析ツール App Ape
※ 下記より、App Apeの説明資料をダウンロードできます。

休みの日に利用が伸びるアプリの傾向を捉える

一定規模以上のAndroidを対象に2020年7月1日〜28日の4週間分のアプリの日間利用者数(DAU)を抽出した上で、土日祝日と平日の各平均DAUを算出。休日にどのようなアプリの利用が伸びる傾向にあるのかを捉えました(端末由来のツール系アプリを除く)。

まず、7月の平日と土日祝日の平均DAUの増減量を比較し、休日にユーザー規模が増大する傾向にあるアプリを抽出しました。休日の増加数上位25アプリは下記の通りです。

順位(2020年7月)アプリ名
1位YouTube
2位マップ – ナビ、乗換案内
3位Google
4位Amazon ショッピングアプリ
5位Instagram
6位マクドナルド
7位Google Chrome: 高速で安全
8位Twitter
9位Google フォト
10位スポナビ 野球速報
11位メルカリ(メルペイ)-フリマアプリ&スマホ決済
12位セブン-イレブンアプリ
13位Amazonプライム・ビデオ
14位楽天市場 ショッピングアプリ
15位Yahoo!ショッピング-アプリでお得で便利にお買い物
16位Facebook
17位LINEマンガ
18位SNOW スノー
19位ニュースパス かんたん操作で無料ニュースがすぐ読める
20位ヤフオク! -ネットオークション、フリマアプリ スマホでかんたんショッピング
21位スポーツナビ‐野球/サッカー/ゴルフなど速報、ニュースが満載
22位TikTok
23位ABEMA(アベマ)
24位TVer(ティーバー)- 民放公式テレビポータル – 無料で動画見放題
25位ピッコマ – 人気マンガが待てば無料の漫画アプリ

Note

  • データ元: App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による
  • DAU (Daily Active Users): そのアプリの対象期間における、日間アクティブユーザー数であり、1日に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

さらに平日に比べて休日の増加率が高いアプリを抽出し、平日にあまり利用しないが休日に利用する傾向にあるアプリを探りました。上位25アプリは下記の通りです。

順位(2020年7月)アプリ名増加率
1位食べログ+49.4%
2位DAZN (ダゾーン): スポーツをライブ中継+40.9%
3位Uber Eats: 地元で人気の料理をお届け+39.5%
4位Nintendo みまもり Switch+39.3%
5位SNOW スノー+30.5%
6位マクドナルド+29.0%
7位スポーツナビ‐野球/サッカー/ゴルフなど速報、ニュースが満載+27.5%
8位ニコニコ生放送+27.3%
9位ヤマダ電機 ケイタイde安心+26.7%
10位Foodie – 生活のためのカメラ+23.2%
11位Amazonプライム・ビデオ+20.0%
12位スポナビ 野球速報+18.9%
13位ケンタッキーフライドチキン公式アプリ+18.8%
14位SUUMO(スーモ)賃貸・マンション・一戸建て・物件・不動産+18.4%
15位UNIQLOアプリ – ユニクロアプリ+17.7%
16位すかいらーくアプリ+17.4%
17位セブン-イレブンアプリ+17.3%
18位U-NEXT/ユーネクスト:映画、ドラマ、アニメなどが見放題+17.2%
19位家族アルバム みてね – 子供の写真や動画を共有、整理アプリ+16.6%
20位Simeji – 日本語文字入力(簡単フリック)&フォント・きせかえ・顔文字キーボード+16.5%
21位家計簿 カケイ ~ シンプルで簡単、無料の人気アプリ+16.4%
22位マップ – ナビ、乗換案内+15.9%
23位Wish – 電化製品、ファッション、化粧品、靴などが90%OFF+15.6%
24位Garmin Connect™+15.1%
25位ABEMA(アベマ)+14.9%

Note

  • データ元: App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による
  • DAU (Daily Active Users): そのアプリの対象期間における、日間アクティブユーザー数であり、1日に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

App Apeではアプリのランキングデータを蓄積しています。ストアの各アプリの情報も無料版で閲覧可能です。無料登録は1分ほどで完了します。詳細はこちらからどうぞ。

7月は”インドア休日”が定着?

増加量の変動からは、休日には②地図系アプリが伸びる②ECや店舗系など購買に関係するアプリが伸びる③動画・コミック・スポーツといったエンタメ分野が伸びるーーといった傾向が読み取れます。一定の外出需要とともにインドア志向が強いアプリの利用が顕著に増える様子が垣間見えます。

EC系はAmazonを筆頭に5アプリがランクインしており、休日のオンラインショッピングは定番の過ごし方の一つと言えるでしょう。また、動画系アプリもYoutubeを筆頭に5アプリがランクインしており、休日の余暇時間の過ごし方として定着している様子が浮かび上がります。

増加率の傾向からは、休日に利用する傾向にあるアプリとして食べログやUber Eatsなど食にまつわるアプリが5アプリと数多く入っているのが特徴的です。外出の有無を問わず食は休日の楽しみであることがデータからもわかります。

さらに、7月の土日と4連休(7月23日〜26日)の平均DAUの増減を比較し、伸び率が高いアプリをあぶり出しました。
平均DAUの増加率上位20アプリは以下の通りです(端末由来のツール系アプリなどは除外)。

順位アプリ名増減率
1位マツモトキヨシ公式アプリ+56.5%
2位TRILL(トリル) – 女性のファッション、ヘア、メイク、占い、恋愛、美容+38.1%
3位刀剣乱舞-ONLINE- Pocket+36.2%
4位COCOA – 新型コロナウイルス接触確認アプリ+34.6%
5位防災速報 – 地震、津波、豪雨など、災害情報をいち早くお届け+33.8%
6位Carlife Square コスモのアプリ入れトク!+29.6%
7位白猫プロジェクト+24.3%
8位トクバイ – 無料チラシアプリ+22.5%
9位ローソン+21.5%
10位MUJI passport+17.0%
11位auスマートパス 「エンタメ」「おトク」「あんしん」が充実+15.7%
12位Google スプレッドシート+15.2%
13位mineoアプリ+15.0%
14位マリオカート ツアー+13.6%
15位LINE MUSIC(ラインミュージック) 音楽なら音楽無料お試し聴き放題の人気音楽アプリ13.1%
16位Slack+12.2%
17位Messenger – 無料のSMSとビデオ通話12.2%
18位アイビスペイントX+12.1%
19位eFootball ウイニングイレブン 2020+11.7%
20位アラーム クロック:目覚まし時計、ストップウォッチ、タイマー 無料+11.1%

Note

  • データ元: App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による
  • DAU (Daily Active Users): そのアプリの対象期間における、日間アクティブユーザー数であり、1日に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

ユーザーの自宅や自宅から徒歩で行くような生活圏内で使われるアプリが多かったのが特徴で、コロナウイルスの感染拡大と週末の悪天候が複合的に作用したと見られます。

Go To最初の4連休、アプリのデータから見えた”変化の兆候”

平年に比べ”全国的に天気は良いが非常に暑い”

アプリの休日の利用傾向に加え、注目したいのが”天気”です。
7月の4連休は全国的な悪天候でアプリの利用もインドア志向が鮮明でした。

気象庁が8月5日に発表した2週間気温予報によると、8月13日〜17日は平年に比べ気温がかなり高い地域が多くなる見込みです。

[気象庁:2週間気温予報より引用]

また、気象庁が8月5日発表した週間天気予報によると、お盆の前半にかかる11〜12日は北海道を除き概ね天気が安定する見込みです。

つまり、予報では”全国的に天気は良いが非常に暑い”ということになります。
適度な暑さであれば外出する人も多くなる一方、逆にあまりに暑くなりすぎると、熱中症予防などの観点から日中の外出を控える可能性が高くなることは想像がつきます。

今年のお盆は”家チカ”で”インドア”がトレンドか?

7月の休日のアプリ利用動向からは、多くの人々がインドアまたは比較的自宅に近い地域で過ごすためにアプリを利用していた様子が浮かび上がりました。

4連休もその志向が変わらないことに加え、感染拡大が顕著になっていることを加味し、今年のお盆は「好天で一定の外出が発生するものの、近距離が主体で、自宅または家の周りで過ごすユーザーが多い。帰省はオンラインに切り替える人が一定数発生する」と筆者は予想しました。

お盆を見越した観光は、都市近郊の「近場」や「マイクロツーリズム」と呼ばれる地元中心となり、Go Toキャンペーンの効果は”地産地消”の色合いを濃くするかもしれません。

2020年のお盆期間中、皆さんはどのように過ごしますか?
データを注視しながら、お盆明けに答え合わせをしてみたいと思います。

App Apeではアプリに関する様々なデータを毎日更新しています。

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