4周年イベント実施のポケモンGO、位置情報ゲームアプリの成長をデータから見る

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2020年7月で4周年を迎えたゲームアプリ「Pokémon GO」。スマートフォンのGPS機能を活用することで、現実世界でポケモンの世界観を体感できる大人気ゲームアプリです。

「Pokémon GO」では、定期的にさまざまなイベントが開催されています。この度の4周年を記念したイベントもそのひとつで、多くのアプリユーザーが記念イベントを楽しんだようです。

この記事では、4周年記念イベントの内容を紹介するとともに、4年間の成長をアプリ分析ツール「App Ape」の蓄積データから分析していきます。また、記念イベントにともなう「Pokémon GO」の利用頻度の変化、コロナ禍での使われ方などもデータでご紹介します。

「Pokémon GO」を含む位置情報ゲームアプリの利用動向に関心がある方、ゲーム会社のマーケターの方は必見の内容となっていますので、ぜひ参考になさってください!

App Apeの詳細はこちら:アプリ分析ツール App Ape

位置情報ゲームアプリの最新利用動向を見る

まずは、位置情報ゲームアプリ「Pokémon GO」、「ドラゴンクエストウォーク」、「ハリー・ポッター: 魔法同盟」(以下「魔法同盟」)、「Ingress Prime」の利用頻度から、各アプリを利用するユーザーの定着感を見ていきましょう。

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[利用頻度の割合:非アクティブ・ライトユーザー・ミドルユーザー・ヘビーユーザーの割合]

上のグラフは、2020年7月における4つの位置情報ゲームアプリの利用頻度別ユーザー割合を表しています。(「魔法同盟」と「Ingress Prime」は参考値での表示)

「Pokémon GO」、「ドラゴンクエストウォーク」、「魔法同盟」はヘビーユーザーの割合が20%を超えており、これらのアプリにはヘビーユーザーが多いことがわかります。なお、ヘビーユーザーとは「月間利用日が2/3以上のユーザー」を指し、日常的に位置情報ゲームアプリを利用しているユーザーのことです。

また、「Pokémon GO」と「ドラゴンクエストウォーク」は、休眠ユーザーよりも月間利用日1/3以上のユーザー割合(ライト・ミドル・ヘビーユーザーの合計割合)が多く、ユーザーがアプリに定着しているといえるでしょう。

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • HAU(Hourly Active User):そのアプリの対象期間における、時間帯ごとのアクティブユーザー数であり、その時間に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

上のグラフは、ユーザー規模が特に多い「Pokémon GO」と「ドラゴンクエストウォーク」の月間平均の時間帯別アクティブユーザ率を表しています。

「Pokémon GO」の方が月間アクティブユーザー数(MAU)は多いですが、時間帯別の利用率で比べてみると、どの時間帯でも「ドラゴンクエストウォーク」の利用率が高いことがわかりました。

4周年を迎えた「Pokémon GO」、日間アクティブユーザー数と記念イベントの関連性は?

ここからは、4周年を迎えた「Pokémon GO」の日間アクティブユーザー数(DAU)の変化と4周年記念イベントの関連性について見ていきましょう。

▼「Pokémon GO」の4周年記念イベントとは?

「Pokémon GO」のリリース4周年を記念したイベントであり、2020年7月3日〜7月8日に開催されました。イベント期間中は、野生やタマゴ、レイドバトルに特別なポケモンが出現します。中でも通常のピカチュウとは異なる「そらをとぶピカチュウ」は必見です。
また、期間中にログインするとリサーチをゲットできる初心者向けイベント「キャッチアップリサーチ」も開催されました。
さらに、4周年記念イベント開催期間中は「伝説レイドバトル」で「ホウオウ」に出会えるなど、記念イベントにともなう特別な実装もありました。

※参考:Pokémon GO 『ウィークリーチャレンジを達成して、4周年をお祝いしよう!』

また、「Pokémon GO」では定期的にさまざまなイベントを実施しています。
8月に開催される週間・月間イベントは以下のとおりです。

【8月の週間イベント】

期間イベント名
7月28日(火)〜8月11日(火)GOバトルリーグシーズン3(スーパーリーグ)
8月1日(土)〜8月8日(土)ドラゴンウィーク / レックウザ伝説レイド
8月8日(土)~8月15日(土)デオキシス伝説レイド / 謎の存在ウィーク
8月11日(火)〜8月25日(火)GOバトルリーグシーズン3(ハイパー&プレミアカップ)
8月15日(土)〜8月22日(土)イッシュウィーク / ゲノセクト伝説レイド
8月25日(火)〜9月8日(火)GOバトルリーグシーズン3(マスターリーグ&プレミアカップ)

【8月の月間イベント】

期間イベント名
8月2日(日)〜9月2日(水)8月の大発見:ズルッグ

このように頻繁にイベントを実施している中でも、4周年記念イベント期間中の「Pokémon GO」のDAUは、6月の平均DAUよりも高い割合となりました。

4周年イベント時の平均DAU2020年7月5日DAU
2020年6月平均DAUとの変化率+3.0%+7.1%

2020年6月の平均DAUとイベント時のDAUを比較した結果は以下のとおりです。

  • 7月3日〜8日それぞれすべての日で、6月の平均DAUを超えるユーザー数を記録
  • 7月3日〜8日の平均DAUは、6月平均DAUより+3.0%高
  • イベント期間中のDAUピーク日は7月5日であり、6月の平均DAUより+7.1%高

「Pokémon GO」は2019年に過去最高の年間売上を記録しており、2019年のダウンロード数は推定5,500万件に達しています。実際のユーザー数の規模が大きいため、数%の伸びでも実数には大きな差があるのです。

※参考:Forbes JAPAN 『登場4年の「ポケモンGO」が年間1000億円売上、過去最高に』

昨年の3周年イベントと比較、新型コロナウイルスの影響は?

次に、2019年6月から2020年6月までのMAUデータから、3周年イベントと4周年イベントの時のデータを比較し、ユーザー数の変化を見ていきましょう。

▼「Pokémon GO」の3周年記念イベントとは?

「Pokémon GO」のリリース3周年を記念したイベントであり、チームリーダーのアバターが登場したり、レイドと交換するとボーナスが発生したりと、さまざまなイベントが開催されました。
また、GOスナップショットを撮ると、とんがり帽子をかぶったピカチュウが写り込むことも。写り込んだピカチュウはフィードに出現、ゲットすることができました。

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による]
[MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

イベント時の平均DAUを3周年と4周年で比較してみると、3周年の方が+3.9%高となりました。

しかし、MAUの推移を見てみると、1月以降のMAUが下がっていることがわかります。これは、新型コロナウイルスの影響で外出が制限されたことが原因だと考えられます。

また、2019年6月と2020年6月のMAUを比較すると、-13.7%の減少となりましたが、MAUと比べてDAUの減りは小さかったことから、コロナ禍でも記念イベントへの参加率は高かったことがわかります。
それだけ周年イベントの注目度は高く、ユーザーの興味をひきつけるイベントとして定着しているのではないでしょうか。

ここ1年の「Pokémon GO」の変化と特徴まとめ

最後に、ここ1年における「Pokémon GO」のユーザー数の変化や特徴をまとめます。

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[利用頻度の割合:非アクティブ・ライトユーザー・ミドルユーザー・ヘビーユーザーの割合]

MAUランキングを見ると、「Pokémon GO」は2019年3月から連続して2位を記録しています。(1位は「ディズニーツムツム」)
また、2020年6月における「Pokémon GO」のヘビーユーザー割合は29.9%と高水準であり、ヘビーユーザーが非常に多いアプリということがわかります。

[Pokémon GO Fest 2020ーー公式サイトより]

さらに、「Pokémon GO」はユーザーがしっかりと定着しているアプリともいえます。
なぜなら、位置情報を活用するゲームアプリでありながら、外出が制限されるコロナ禍でも「Pokémon GO」のユーザー割合はそれほど下がらなかったからです。「Pokémon GO」が家の中でも楽しめるイベントを増やし、社会状況に合わせた柔軟な施策を行ったことがユーザー定着の要因だと考えられます。
今後もコロナで自粛が続く中、Pokémon GOがどのような施策をうっていくのか注目です。

※参考:「ポケモンGO」、自宅で「Pokémon GO Fest 2020」をさらに楽しむためのペーパークラフトやイラストを配布中

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