【2020年7月】10万円の使い道は?ECアプリユーザー純増数ランキング

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新型コロナウイルスで厳しい環境下にある全国民を対象とした緊急経済対策である一律10万円の特別定額給付金の給付がほぼ完了に近づいています。

総務省の特別定額給付金特設サイトによると、8月7日までの給付金額は12兆4400億円で給付率は97.7%となりました。

総務省:特別定額給付金の給付済み金額の推移

さまざまな”10万円の使い道”がある中、定額給付金の使い道の一つとして”買い物”は有力な選択肢であることは間違い無いでしょう。

ショッピング・EC系アプリはいま、利用にどのような変化が生じているのでしょうか。

アプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップ・エイプ)」のデータから読み解きました。

ショッピングアプリから消費の動向を読み取るのに参考となる情報です。

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※ 下記より、App Apeの説明資料をダウンロードできます。

MAU上位10アプリは…?

一定規模以上のショッピングカテゴリのアプリのうち、購買機能を持つアプリを対象に利用動向を分析しました(iOS・Android合算)。

2020年7月の月間利用者数(MAU)上位10アプリは以下の通りです。

順位(2020年7月)アプリ名
1位Amazon ショッピングアプリ
2位楽天市場 ショッピングアプリ
3位メルカリ
4位Yahoo!ショッピング
5位UNIQLOアプリ – ユニクロアプリ
6位ラクマ(旧フリル)
7位ヤフオク!
8位Qoo10 (キューテン)
9位PayPayフリマ
10位ZOZOTOWN

Note

  • データ元: App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

総合ECを中心に大手アプリが数多くランクインしました。

ユニクロアプリは、7月に実施したリニューアルに合わせてライフスタイルからショッピングにカテゴリーを変更しました。オンラインショッピングへの注力度合いが伺えます。

App Apeではアプリのランキングデータを蓄積しています。ストアの各アプリの情報も無料版で閲覧可能です。無料登録は1分ほどで完了します。詳細はこちらからどうぞ。

MAUが純増したアプリは?

一方、コロナウイルスの影響が顕在化する前の2020年1月と7月を比較した場合のMAU純増数上位10アプリは以下の通りとなりました。

順位(2020年7月)アプリ名増加率
1位楽天市場 ショッピングアプリ+6.2%
2位Amazon ショッピングアプリ+3.6%
3位au PAY マーケット(au Wowma!)+25.9%
4位Wish+22.3%
5位ヨドバシ+26.6%
6位Yahoo!ショッピング+2.1%
7位PayPayモール+26.5%
8位BASE(ベイス)+21.2%
9位AliExpress+16.1%
10位ビックカメラ+6.5%

Note

  • データ元: App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

上位10アプリの傾向を見ると、まず目につくのは総合ECの力強さです。楽天市場、Amazon、Yahooショッピングと3アプリが食い込みました。

さらに、下記の3つの消費の姿が仮説として読み取れました。

①キャッシュレス決済系ECが躍進

「au Payマーケット」が1月比25.9%増の3位、「PayPayモール」が26.5%増の7位と、キャシュレス系ECアプリが大きく躍進し、上位にランクインしました。

コロナウイルス の感染拡大でキャッシュレス決済がさらなる広がりを見せる中、アプリ独自のポイント還元などのインセンティブを付与する場合が多く、ユーザーが他のECアプリとの比較の中で積極的に利用した可能性があると筆者は見ています。

②家電量販店アプリで高額商品を物色?

家電量販店系の「ヨドバシ」が26.6%増の5位、「ビッグカメラ」が6.5%増の10位と大きく利用を伸ばして10位圏内に食い込みました。

いずれもさまざまな商品を扱うアプリとはいえ、家電量販店の運営するアプリだけに、高額商品の価格などを比較するため、ユーザーが普段使っている総合EC系アプリに加えて利用をしている様子が目に浮かびます。

③海外通販アプリで「とにかく安く」

海外通販系の「Wish」が22.3%増の4位、「Aliexpress」が16.1%増の9位とここ半年で急速に存在感が高まりました。

いずれのアプリも注文から到着までの時間が大手ECに比べ長いなどのデメリットはあるものの、商品によっては圧倒的な安さで購入できるのが利点です。

「商品到着までの時間は気にしないが、とにかく安く買いたい」という購買層が日本でも急拡大している可能性を示唆しています。

新たな消費の潮流をアプリのデータから捉える

定額給付金の支給が進む最中にMAUが純増となったアプリの顔ぶれからは、ユーザーのさまざまな消費志向が複合的に絡み合っている様子を見ることができました。

筆者が気になったのは、WishとAliexpressのユーザー増加です。

Digital Shift Timesによると、Wishのターゲット層は、先進国や発展途上国の年収30〜200万円の「中間所得層」です。

Digital Shift Times2020年2月25日:ただの激安通販アプリじゃない。AmazonにもマネできないWishの戦略 ~デジタルシフト未来マガジン〜

大手の総合ECや家電量販店系のアプリで「いつもよりも高額な商品を買い求めたい」と物色する購買層と、海外通販アプリで「とにかく時間がかかっていいので安く買おう」という購買層に二極化している可能性をデータから感じました。

ショッピングアプリの大きな動向を捉えることは、変化し続ける消費の潮流を捉えることに他なりません。

世界の動きを含め、引き続きデータを注視する必要がありそうです。

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※ 下記より、App Apeの説明資料をダウンロードできます。

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