【2020年5〜6月】コロナで変動が続くアプリ利用時間、変化が大きかったカテゴリーは?

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新型コロナウイルスの影響の顕在化に伴い、大きな変化が続いているのが、スマートフォン(スマホ)アプリの利用時間です。

スマホが幅広い世代に浸透した結果、スマホアプリの利用動向データは人々や世の中の「映し鏡」としての存在感を強めているからです。

アプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップ・エイプ)」で2020年に入ってからの半年間のアプリ利用時間のデータを紐解くと、人々がコロナウイルス に翻弄されながらスマホアプリを軸とした生活様式が一層強化されている様子が垣間見えました。

人々の生活の変化を捉えて自社の事業や施策に生かしたいビジネスパーソンに役立つ内容です。

App Apeの詳細はこちら:アプリ分析ツール App Ape
※ 下記より、App Apeの説明資料をダウンロードできます。

5月の1MAUあたりアプリ利用時間は2時間51分に

App Apeのデータをもとに、Androidの各月の月間アクティブユーザー数上位1000アプリを対象に2020年1〜6月の1MAUあたりの月間アプリ利用時間を推計。各アプリやカテゴリごとの数値を算出しました。

[データ元: App Ape (国内約15万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

月別の1MAUあたりの月間アプリ利用時間を見ると、5月に2時間51分と2020年の月間最高記録を更新しました。コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の期間とほぼ重なることから、人々の可処分時間がアプリに一気に振り向けられたことが見て取れます。

6月に入ると転じている点からも、コロナに伴う人々の移動や行動などさまざまな変数がアプリ利用時間の変化につながっている様子が垣間見えます。

カテゴリー別で最もユーザーあたり利用時間が伸びたのは?

[データ元: App Ape (国内約5万台のAndroid端末を分析)/アクティブ数はApp Ape 推定による ]
[MAU (Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

カテゴリー別に見ると、5月に最も増加率が高かったのは「健康&フィットネス」で1月比59.6%増となりました。長引く巣篭もり生活による健康への懸念に加え、コロナウイルスという“いのち”に直結する事象が続いていることが健康に関する人々の意識を高めていると筆者は見ています。

実際、健康&フィットネスアプリで利用時間が長かった上位10アプリは以下の通りです。

順位(2020年5月)アプリ名
1位無料の歩数計 – ステップカウンター&カロリー計算
2位歩数計 – 無料のステップカウンター&カロリー計算
3位熟睡アラーム-睡眠サイクルのチェックといびき対策ができる目覚まし時計
4位ダイエットアプリ「あすけん 」カロリー計算・食事記録・体重管理でダイエット
5位Garmin Connect™
6位adidas Running GPSランニング&ウォーキング距離計測フィットネス記録アプリ
7位Sleep Cycle – 睡眠をトラックし、快適な目覚めをもたらす、スマートアラーム目覚まし時計
8位Fitbit
9位超じぶん管理「リズムケア」
10位歩数計

歩数計アプリが3アプリ、運動・体調管理に関連するアプリが5アプリと健康意識の高まりがデータから見て取れます。

5月はフード&ドリンク(1月比25.1%増)、ソーシャルネットワーク(19.6%)、動画プレーヤー&エディタ(19.3%増)も高い伸び率となりました。巣篭もりに伴うテイクアウト・デリバリー需要の高まり、オンラインコミュニケーションの爆発、余暇時間の受け皿とアプリがそれぞれ果たす役割の大きさを物語っています。

緊急事態宣言が解除された6月は、巣篭もり需要で伸びた健康&フィットネスが一旦落ち着いた一方で、フード&ドリンクや動画プレーヤー&エディタ、ソーシャルネットワーク、マンガの各カテゴリーは引き続き増加基調となっており、コロナに伴う“ニューノーマル”の定着の兆候が見られました。

コロナウイルスの動向に左右されるアプリ利用時間

2020年1〜6月のアプリの利用時間の変化を見ると、人々の生活や行動がコロナウイルスの動向に大きく左右されていることがデータから分かりました。

今後、感染拡大の度合いや政府の対策などさまざまな変数によって人々が”巣篭もり”と”自粛緩和”を繰り返しながらコロナウイルスに対応していくことを考慮すると、1〜6月のアプリの利用動向データは、人々の今後の行動を予測する上で重要な基礎資料の一つとして活用できそうです。

引き続き動向をウォッチしながら、コロナウイルスに対応する人々の姿をアプリのデータから浮き彫りにしていきたいと思います。

App Apeではアプリに関する様々なデータを毎日更新しています。

無料版では、日々の利用情報ランキングや大きな動きがあったアプリを紹介するトレンドランキング、主要SNSアプリの利用情報、各アプリのストア情報のサマリーを見ることができます。アプリの最新動向や人気をウォッチしたり調査したりする方法を探している方におすすめです。

まずは無料版で日々のアプリチェックやベンチマーキングにApp Apeのお気に入り機能をフルにご活用ください。