ブログメディアアプリ動向|noteが1年で月間利用者数2.8倍と急成長!ベストな投稿時間は?

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企業がSNSを使って自社の情報を発信し、ファンとのコミュニケーションを積み重ねるスタイルが珍しくなくなった今、注目されるブログメディアアプリが『note(ノート)』です。

一般ユーザーも法人アカウントも同じようにクリエイターとして横並びになるnoteではユーザーから熱い支持を受け、プラットフォームの成長とともに、フォロワーが50,000人を超えるアカウントが出てきています。

今回はアプリ分析ツール「App Ape」で蓄積したnoteや主要ブログメディアアプリの情報を分析し、ブログメディアを効果的に活用する方法を考察しました。成長が著しいnoteを中心にまとめておりますので、ブログメディアの法人アカウントを運用するか迷っている方、どのブログメディアにするか悩んでいて、ユーザーの動向を知りたい方はぜひご覧ください。

App Apeの詳細はこちら:アプリ分析ツール App Ape
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ここ一年の月間利用者数はnoteが増加、Amebaとはてなが横ばい

今回は主要ブログメディアアプリとして、note株式会社が運営する「note(ノート)」、株式会社サイバーエージェントが運営する「Ameba」、株式会社はてなが運営する「はてなブログ」の3アプリを取り上げます。

『note』

[Google Playより引用]

noteは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。」をミッションに掲げているとおり、誰もが気軽にコンテンツを投稿できるブログサービスです。2014年にリリースされて以来、着実にユーザーを増やしています。

『note pro』

[note pro公式サイトより引用]

さらに2019年には法人向けオウンドメディア運営サービス「note pro」をリリースし、ビジネス利用にも注目されています。ブランディングや採用方向のためにnoteを運用する企業が着実に増えてきました。

『Ameba』

[Google Playより引用]

Amebaは芸能人による発信が多く、一般ユーザーは最新のエンターテイメント情報を収集する目的で利用するアプリになっているといえるでしょう。足跡機能や読者登録によってブロガーどうしの交流がしやすい仕掛けも、Amebaの特徴です。

『はてなブログ』

[Google Playより引用]

はてなブログは誰もが発信しやすいアプリとして、はてなブログのドメインで独自URLを発行できたり、デザインが豊富でカスタマイズしやすかったりする点が特徴です。

株式会社はてなは、ビジネス向けのサービスとしてオウンドメディア専用のコンテンツ管理システム「はてなブログMedia」をはてなブログ本体とは分けてリリースしていて、noteとの差別化がなされています。

3種類のアプリの特徴を踏まえた上で、まずは2019年7月から2020年7月までの一年間で、MAU(月間アクティブユーザー数)がどのように変化してきたのかを見てみましょう。

▼主要ブログメディアアプリMAUの推移(データ:Androidのみ)

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による]
[MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数]

Amebaはnote、はてなブログと比較してユーザー数が圧倒的に多いものの、この一年間のMAUは若干減少しています。noteは2020年7月時点のMAUが、2019年の同月比で2.8倍と急成長を遂げました。はてなブログはグラフを見るとおおむね横ばいですが、2020年7月のMAUは、前年同月比で1.3倍と微増傾向にあります。

すベてのアプリが、新型コロナウイルス感染症の影響によって外出自粛が始まった2020年3月以降MAUを増やしていますが、特にnoteが大きく成長しました。

この理由として、家で過ごす時間を楽しむ一つの方法として情報発信する人が増加したことや、医療従事者やコロナウイルス感染者、閉店を決断した飲食店経営者などの声が投稿されて注目が集まったことが挙げられます。

noteは20〜40代のビジネスパーソンに支持されている

続いてアプリユーザーの性別年代比から、それぞれの特徴を考えてみましょう。

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による]
[性年代比率:そのアプリの対象期間における所持ユーザー(MAU)のうち、性別×年代でみたときの各世代の割合]

noteとはてなブログは一見ユーザー層が似ているものの、noteのほうが世代間の差が小さいです。一方で、はてなブログは30代の男性ユーザーが全体の39.4%と、大きな割合を占めていることが分かります。

対してAmebaは両者とユーザー層が大きく異なり、女性のユーザーが全体の64.8%と過半数を占める結果になりました。特に30代が20.1%、40代が29.8%、50代以上が12.9%と、若年層よりもユーザーが多いことが分かります。

まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン「マナミナ」が2018年11月に公開したnote利用動向調査によると、ユーザーの職業として会社員が突出していたことも特徴的です。

noteのピークタイムは夜に集中するも、日中も閲覧者が多い

今回取り上げているなかで、法人アカウントの増加が目覚ましいのがnoteです。2020年6月時点で法人アカウント数が約1,600件(※1)にのぼり、2020年8月時点で法人アカウントの総フォロワー数ランキングが上位に入っている早川書房の「Hayakawa Books & Magazines」、TBSテレビ報道局が運営する「ニュースが少しスキになるノート from TBS」などは、60,000人以上のフォロワーを獲得(※2)しています。

プラットフォーム自体の成長が著しいnoteでは法人アカウントが続々と増加していますが、同時にnoteへの投稿数も着実に増え、2020年6月時点では毎日平均2.6万件(※1)が投稿されました。

毎日投稿されるたくさんの記事に埋もれることなく、情報を届けたいユーザーに着実に届けるためには、ユーザーがnoteを閲覧している時間帯を把握し、コンテンツを読んでもらえる確率を上げる必要があります。noteの時間帯別利用者数を確認してみましょう。

※1:noteが月間アクティブユーザー6300万人突破 1年半で6倍以上の急成長にーーヤフーニュース
※2:noteフォロワー数ランキングーーSocial Insight

▼note 時間帯別アクティブ率(データ:2020年7月、Androidのみ)

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による]
[時間帯別アクティブ率:アプリ所持ユーザーの内、曜日別、時間帯別にアプリを1回以上起動したユーザーの割合の月間平均値。平日、休日別で月間の平均値を示しています。]

この表では、利用率が高い時間帯を赤に、低い時間帯を青に着色しています。利用率を高い順に並べると、1位:木曜の22時台、2位:土曜の21時台と日曜の22時台、3位:日曜の21時台となりました。

アクティブな時間帯の傾向としては、平日は7時台、11〜12時台、16〜22時台に利用率が高く、長い時間にわたってユーザーが利用していることが分かります。一方の休日は、平日に比べて一日中アクティブ率が高いものの、土日で異なる傾向がありました。

土曜日は8〜22時台までほぼ利用率に変動がなく、ピークの21時台に向かって徐々に利用率が高くなっていることが分かります。対して日曜日の利用率が高い時間帯としては、お昼前後、夕食前、寝る前の利用が特に高い結果になりました。

noteとSNS ピークタイムの差異を利用し、フォロワーに届く発信を

上の表でnoteのピークタイムを検証し、深夜帯以外は日中も夜も閲覧者数が多い時間帯があると分かりました。

noteの利用において鍵になるのが、SNSとの連携です。noteで書いた記事をSNSで投稿し、拡散を図る企業も多いのではないでしょうか。続いてnoteと各種SNSのピークタイムが重なるタイミングを見てみましょう。

▼時間帯別アクティブ率(データ:2020年7月、Androidのみ)

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による]
[時間帯別アクティブ率:アプリ所持ユーザーの内、曜日別、時間帯別にアプリを1回以上起動したユーザーの割合の月間平均値。平日、休日別で月間の平均値を示しています。]
[対象アプリ:note、Instagram、Twitter]

こちらがnoteとTwitter、Instagramの時間帯別利用率を並べた表です。noteは通勤時間帯に重なる朝7時頃に一日の最初の波がきているものの、TwitterやInstagramでは平日土日ともに10時台まではピークタイム外でした。朝公開したnoteの告知を同時間帯でSNSに告知しても、あまり拡散の効果が見込めません。

一方、お昼の12時台は3アプリすべて利用者数が多いので、同時投稿の効果が期待できます。夕方17時以降についても、全てのアプリの全ての曜日で利用者数の増加が確認できるため、連携による効果を見込めそうです。

逆に言えば、多くの企業がnoteでもSNSでも上記の時間帯を狙って投稿する可能性が高いため、noteの利用が多くてSNSの利用が少ない時間帯にあえて告知することが、連携の効果を高める可能性があります。

なぜならすでにコアなファンがいる法人アカウントや、インフルエンサーのように個人の拡散力を持つ投稿者に対しては、SNSアカウントの投稿通知をオンにしているフォロワーが存在するからです。

この場合はSNSの時間帯ごとの利用率があまり関係なくなるため、平日の朝7時台のようにnoteの利用率が高いときにnoteを投稿し、SNSでnoteの更新情報をお知らせすれば、数多くの投稿に埋もれることなくコンテンツを読んでもらえる可能性が高まります。

成長を続けるnoteで、法人アカウントを育てる

今回はnoteと主要ブログメディアアプリをさまざまな観点から比較し、ビジネス利用が増えているnoteを法人がどう活用していけるかを検討しました。

法人でnoteを活用したい場合、デザインのカスタマイズが限られて見た目の差異がつけにくいnoteだからこそ、自社らしいコンテンツを制作してフォロワーに届けるように発信することが重要です。noteを適切に使いこなすためには、プラットフォームがどのように成長しているのか把握しておくことも欠かせません。

さらに詳しいデータや他のアプリとの比較を見たい方は、お気軽にApp Apeの無料版をお試しください。noteを使いこなし、自社のファンとのコミュニケーションを重ねていきましょう。

App Apeの詳細はこちら:アプリ分析ツール App Ape
※ 下記より、App Apeの説明資料をダウンロードできます。

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