“ウィズコロナ”のお盆、人々はどう行動した?アプリのデータから読み解く

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2020年のお盆期間中、皆さんはどのように過ごしましたか?
コロナウイルスの感染が拡大する中、例年とは違った過ごし方をした人が多かったのではないでしょうか。

8月上旬、筆者は7月の休日のアプリ利用動向データからお盆期間中の人々の行動を予想しました。

オンライン帰省は増えるのか?お盆中の人々の行動をデータから予想する

猛暑が続くことや感染拡大の傾向が顕著になっていることを加味し、今年のお盆は「好天で一定の外出が発生するものの、近距離が主体で、自宅または家の周りで過ごすユーザーが多い。帰省はオンラインに切り替える人が一定数発生する」と筆者は予想しました。

今回は予想の答え合わせとして、実際にお盆期間中にアプリの利用動向にどのような変化があったのかをアプリ分析ツール「App Ape(アップ・エイプ)で読み解きます。

人々や世の中の“映し鏡”としてのアプリのデータから世の中の大きな動向を捉えたいビジネスパーソンに役立つ記事です。

App Apeの詳細はこちら:アプリ分析ツール App Ape
※ 下記より、App Apeの説明資料をダウンロードできます。

お盆期間中に利用者が増えたアプリは?

日間利用者数(DAU)が一定規模以上のAndroidアプリを対象に、8月8日〜16日の9日間の各アプリの平均DAUを算出(端末由来のツール系は除外)。上位200アプリ(数値は仮置き)を抽出した上で、どのようにお盆を過ごしたのかを明らかにするため、お盆期間中の平均DAUランキングを抽出しました。

さらにお盆中の行動にどのような変化があったのかを見るため、平均DAUの純増数と増加率を2020年7月の平均DAUと比べました。

①お盆はどのように過ごしたのか?

お盆期間中(2020年8月8日〜16日)の平均DAUランキング上位20アプリは以下の通りとなりました。

順位(お盆の平均DAU)アプリ名
1位Google Chrome: 高速で安全
2位LINE(ライン) – 無料通話・メールアプリ
3位Google
4位YouTube
5位Twitter
6位Gmail
7位Instagram
8位Yahoo! JAPAN
9位マップ – ナビ、乗換案内
10位スマートニュース – 無料でニュースや天気・エンタメ・クーポン情報をお届け
11位Amazon ショッピングアプリ
12位Google フォト
13位Google ドライブ
14位Facebook
15位メルカリ(メルペイ)-フリマアプリ&スマホ決済
16位Yahoo!天気 – 雨雲や台風の接近がわかる気象レーダー搭載の天気予報アプリ
17位楽天市場 ショッピングアプリ
18位PayPay-ペイペイ(キャッシュレスでスマートにお支払い)
19位ジーユー
20位LINEマンガ – 人気マンガ・無料マンガ・新作漫画も読める漫画アプリ 無料

Google ChromeやYahoo!JAPANが上位となっていることかから、スマホでブラウジングをしてウェブサイトを見る行動が最も多く、ツイッターやインスタ、FacebookといったSNSの利用も活発であったことが読み取れます。

さらにAmazonのショッピングアプリや楽天市場ショッピングアプリ、メルカリといったECの利用も旺盛で、連日の猛暑とコロナウイルスの影響で外出を控えながらも、オンラインでショッピングを楽しむ”巣篭もり消費”が浮かび上がりました。

地図アプリも一定の需要があり、連休中にさまざまな場所に移動をした様子が伺えます。

②お盆の行動にどんな変化があったのか?

お盆中は通常に比べどのような行動をとる傾向が強かったのでしょうか。
2020年7月に比べ、お盆期間中に平均DAUの純増数が大きかった上位20アプリと増加率は以下の通りとなりました。

順位(純増数)アプリ名増加率
1位ジーユー+53.6%
2位マップ – ナビ、乗換案内+12.1%
3位YouTube+3.6%
4位COCOA – 新型コロナウイルス接触確認アプリ+61.1%
5位Google フォト+10.4%
6位BOOKOFF ブックオフ公式アプリ ポイントが貯まる・使える+179.4%
7位Instagram+3.6%
8位セブン-イレブンアプリ+24.2%
9位Amazon ショッピングアプリ+4.0%
10位メルカリ(メルペイ)-フリマアプリ&スマホ決済+4.8%
11位防災速報 – 地震、津波、豪雨など、災害情報をいち早くお届け+15.2%
12位Coke ON(コークオン) おトクで楽しいコカ・コーラ公式アプリ+20.5%
13位Amazonプライム・ビデオ+16.7%
14位Fate/Grand Order+28.9%
15位au PAY(旧 au WALLET)+8.9%
16位マクドナルド+15.6%
17位Google Chrome: 高速で安全+0.4%
18位LINEマンガ – 人気マンガ・無料マンガ・新作漫画も読める漫画アプリ 無料+6.2%
19位ピッコマ – 人気マンガが待てば無料の漫画アプリ+6.3%
20位auスマートパス 「エンタメ」「おトク」「あんしん」が充実+18.3%

純増数が最も大きかったのは「ジーユー」アプリで7月の平均DAUに比べ53.6%増。ジーユーのようにリアル店舗や自販機などオフラインでの購買が可能なアプリが5タイトルを占めました。アプリの顔ぶれを見ると、セブンイレブンやBOOKOFF、マクドナルドとどちらかというと身近な購買で使うアプリが目立ちました。

EC系もAmazonショッピングアプリとメルカリの2タイトルが上位に食い込みました。お盆中の買い物需要をオンラインショッピングが賄った形です。

コミックも2タイトルが入っており、コロナと連日の猛暑日でインドア志向の過ごし方を選択したユーザーが数多くいたことが伺えます。

同様に、YouTubeとAmazonのプライム・ビデオがランクインしていることから、インドアの過ごし方として動画視聴を選んだユーザーが多かったことも読み取れます。

人々はインドア・家チカの身近な生活圏で休日を過ごした

お盆中の平均DAUなどのデータからは、人々が主に家の中や家の近くでアプリを使って買い物や動画視聴、読書などをしていた様子が浮き彫りになりました。

特に今年のお盆期間中は猛烈な猛暑も重なり、インドア志向がより顕著だったことが伺えます。

コロナや猛暑の影響で人々がこれまでと違った消費や行動をとりつつある今、データから人々の行動の端緒を読み取り、適切なマーケティング施策やサービスを提供することが企業や組織には求められていると筆者は見ています。

今後も定点で人々の行動の変容をデータから追いかけていきたいと思います。

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