ダウンロード数・インストール数の違いとは?アクティブユーザー数って?|アプリマーケティング初級編

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アプリの成長に関わる指標として、ニュースやプレスリリースなどで「〇〇万ダウンロード突破!」などの見出しを目にすることが多いのではないでしょうか?

しかし、アプリの開発や運用をしていく上で、ダウンロード数は目標とすべき指標なのでしょうか?
実際にユーザーに利用されているかどうかはどの指標を見ればわかるのでしょうか?

こちらの記事では、アプリを開発・運用する際によく目にする、「ダウンロード数」と「インストール数」といった言葉の意味の違いや、
App Apeで取り上げているアクティブユーザー数の見方について、実際のデータを用いて解説していきます。

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ダウンロードとインストールの違いとは?

「ダウンロード数」と「インストール数」どちらもよく見る指標であり、同じ指標だと思われがちですが、みなさんは2つの指標の違いをご存知でしょうか?

ダウンロードとインストールは混同されやすいですが、全く違った性質を持っています。

▼ダウンロードとは?

ネットワーク上につながっているサーバー、コンピューターから、手元のコンピューターにファイルやアプリケーションなどのデータをコピーすること。(引用:ASCII.jpデジタル用語辞典

つまり、端末の中にデータはあるのですが、実際に利用することはできない状態にあるということです。

▼インストールとは?

ソフトウェアをコンピューターに追加して、利用できる状態にすること。(引用:ASCII.jpデジタル用語辞典

ダウンロードと違い、コンピューターやスマホに組み込むことで、実際に対象のアプリやソフトウェアが利用できる状態にすることです。

▼インストール回数・インストールユーザー数

また、App Apeでは、インストール回数とインストールユーザー数を別の指標として置いています。
同じユーザーが2度インストールした場合、インストール回数でカウントすると2回、インストールユーザー数でカウントすると1回とカウントされます。

[データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による]
[インストール回数:アプリの日間インストール数の推移。対象日において、アプリを端末にインストールした回数を表示。]
[インストールユーザー数:アプリの日間インストールユーザー数の推移。対象日において、アプリを端末にインストールしたユーザー数を表示。]

実際にあるアプリの9月1日〜9月10日のインストール回数とインストールユーザー数の推移を見てみると、2つの指標の数値が異なる日があります。
9月9日のインストール回数とインストールユーザー数を比較してみると、インストール回数が4370回多い結果になっています。
これは、以前アプリをインストールしたが、何かが原因で一度アンインストールし、再度この日にインストールしたユーザーが一定数いたということになります。

あなたがみるべき指標は、インストール数ではなく、アクティブユーザー数?

アプリだけでなく、サービスを実際に利用しているユーザーがどれだけいるかを見る指標の一つにアクティブユーザー数というものがあります。

▼アクティブユーザーとは?

一定期間に実際に対象のサービスを利用したユーザー。
こちらは、目的としている期間に応じて、月間アクティブユーザー数(MAU)、週間アクティブユーザー数(WAU)、日間アクティブユーザー数(DAU)で見られることが多いです。

▼MAU、WAU、DAU、HAUとは?(App Apeにおける指標説明)

月間アクティブユーザー数(MAU):対象アプリを1ヶ月に一度以上起動したユーザーの数。
週間アクティブユーザー数(WAU):対象アプリを1週間(月曜 ~ 日曜)に一度以上起動したユーザーの数。
日間アクティブユーザー数(DAU):対象アプリを1日に一度以上起動したユーザーの数。
時間帯別アクティブユーザー数(HAU):時間帯別に1回以上アプリを起動するユーザー数の月間平均値です。

HAUは、1日の中で利用率が高い時間帯を分析することが可能で、プッシュ通知やSNSなどの投稿時間の分析にご活用いただけます。
また、アクティブユーザー数とよく一緒に比較されるのが所持ユーザー数です。

所持ユーザー数:アプリの月間所持ユーザー数。月末時点でアプリがインストールされている端末の数。

所持ユーザー数とアクティブユーザー数を比べることで、アプリを端末にインストールしているが、どのくらい実際に利用されているのか、アプリの利用率が見えてきます。
次の章では、どのような機能を持つアプリが、どの指標を基準としているのか、利用が多いアプリのデータで見てみました。

アプリの目的・性質によって、見るべき指標が異なる

月に数回利用する人が多いアプリとして生理管理アプリの「ルナルナ」、週に数回利用する人が多いアプリとしてコンビニアプリの「ファミペイ」、ほぼ毎日利用されるアプリとしてマンガアプリの「ピッコマ」、この3アプリの8月の月間利用率、週間利用率、日間利用率を見てみると、下記のような結果となりました。

▼「ルナルナ」「ファミペイ」「ピッコマ」の月間・週間・日間利用率 比較

月間利用率週間利用率(8月平均)日間利用率(8月平均)
ルナルナ84.1%54.8%17.1%
ファミペイ73.6%65.5%31.6%
ピッコマ79.9%68.9%52.0%

Note

  • 月間利用率:対象月の所持ユーザーの内のアクティブユーザーの割合
  • 週間利用率:対象週の所持ユーザーの内のアクティブユーザーの割合
  • 日間利用率:対象日の所持ユーザーの内のアクティブユーザーの割合
ルナルナ:月に数回利用するアプリ

毎日の利用というよりは、月々の生理を管理するために利用されるシーンが想像できます。
そのため、月間の利用が圧倒的に多いですが、週間の利用も比較的高い結果となりました。
体調管理や薬の服用などをメモする機能があることから、週間での利用も伸びているのではないでしょうか。

ファミペイ:週に数回利用するアプリ

コンビニにいく回数を思い出していただくと、週に数回の利用が多いのではないでしょうか?
実際に、日間利用率はそれほど高くなく、週間利用率が日間利用率より33.9%ポイント高いです。また、月間利用率は週間利用率より8.1%ポイント増と、それほど差分が大きくないことから、週間で利用する人が多いことがわかります。

また、コンビニは期間限定キャンペーンをアプリ内で行うこともありますので、キャンペーン実施時はDAUの推移や、キャンペーン後の週間利用者数の伸びをみていただくことで、ユーザーの定着を促せたのかどうか、施策の効果が見えてくるのではないでしょうか?

ピッコマ:ほぼ毎日利用するアプリ

SNS、ゲーム、コミックアプリなどは利用頻度が高いアプリと言えるのではないでしょうか。
日々の出来事を発信したり、毎日アプリ内コインが配布されたり、ログインボーナスがあるアプリは日間のデータをみることで、どれだけのユーザーが実際にアプリを利用しているのかが見えてくるでしょう。

ピッコマは、日間利用率が52.0%とアプリを所持しているユーザーの半分以上が1日にアプリを利用していることがわかります。
週間・月間利用率は、日間利用率と比べそれほど差分が大きくなく、毎日利用するユーザーとそうでないユーザーは比較的はっきりと分かれていることがわかります。

まとめ

今回の記事では、アプリ開発や運用をする上で、基本的な指標について説明してきました。
アプリの目的・性質によって、見るべき指標も異なることがデータから見えてきました。
そして、代表的なアプリの期間ごとの利用率をみていただくことで、アプリビジネスに関わる方は、基準とすべき指標や数値が少し見えたのではないでしょうか?

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