カテゴリー別MAU上位アプリの平均MAU率まとめ ベンチマークとなる数値は?

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アプリビジネスの成長を継続させるためには、アプリ内での施策やユーザーの利便性・満足度を高めるための改善が、実際にユーザーの行動にどのように反映されたのかを数値で確認し、次の打ち手を講じたり意思決定を行ったりする必要があります。

多くの成功しているアプリでは、アプリの成長を示す各種数値指標はどれくらいの高さなのでしょうか。

今回はアプリ分析プラットフォーム「App Ape(アップ・エイプ)」で蓄積するデータから、主要カテゴリーにおけるトップアプリのユーザーの活性度を示すアクティブユーザー率の平均を算出。各分野で目安となるベンチマークとして示しました。

アプリの企画開発や事業計画の策定などで、ユーザーの利用活性化をはかる指標としてどのようなKPI、KGIを掲げるべきなのか検討しているビジネスパーソンなどにとって必見の内容です。

MAU上位50アプリの平均利用率は??

2020年8月のAndroidアプリを対象に、月間利用者数(MAU)上位のアプリのMAU率(所持者数に占めるMAUの割合)を算出しました(数値はApp Ape推計)。

①全アプリ総合

2020年8月の全アプリ総合上位の平均MAU率は以下の通りです。

アプリ総合平均MAU率(2020年8月)
TOP593.2%
TOP1079.5%
TOP2076.2%
TOP3070.3%
TOP4071.2%
TOP5067.5%

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

TOP5の平均MAU率は93.2%と非常に高い一方、TOP20、TOP30と下位アプリが増えるほど平均MAU率が下がっているのが分かります。

②ソーシャル

2020年8月のソーシャルカテゴリー上位の平均MAU率は以下の通りです。

ソーシャル平均MAU率(2020年8月)
TOP568.9%
TOP1068.0%
TOP2056.6%
TOP3057.2%
TOP4058.1%
TOP5059.0%

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

TOP50の平均MAUが59%であることを勘案すると、MAU率60%以上という目標が一つの目安となりそうです。

2020年8月のソーシャルカテゴリーMAU上位10アプリは以下の通りです。

順位アプリ名
1位Instagram
2位Facebook
3位Ameba
4位pixiv
5位ChMate
6位マチコミメール
7位note(ノート)
8位Zenly
9位mixi
10位Mirrativ(ミラティブ)

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

③ショッピング

2020年8月のショッピングカテゴリー上位の平均MAU率は以下の通りです。

ショッピング平均MAU率(2020年8月)
TOP566.2%
TOP1059.7%
TOP2054.2%
TOP3052.5%
TOP4051.0%
TOP5051.4%

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

TOP50の平均MAUが51%である一方、TOP10は約60%となっていることから、一定規模以上を目指すショッピングカテゴリー系のアプリはMAU率60%以上という数値が一つの目標となりそうです。

2020年8月のショッピングカテゴリーMAU上位10アプリは以下の通りです。

順位アプリ名
1位Amazon ショッピングアプリ
2位楽天市場 ショッピングアプリ
3位メルカリ(メルペイ)
4位dポイントクラブ
5位Yahoo!ショッピング
6位UNIQLOアプリ
7位ヤフオク!
8位ラクマ(旧フリル)
9位楽天Edy
10位ヤマダ電機 ケイタイde安心

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

④ニュース&雑誌

2020年8月のニュース&雑誌カテゴリー上位の平均MAU率は以下の通りです。

ニュース&雑誌平均MAU率(2020年8月)
TOP568.2%
TOP1065.6%
TOP2061.9%
TOP3060.9%
TOP4058.2%
TOP5058.2%

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

TOP50の平均MAUが58.2%であることを考慮すると、ニュース&雑誌のアプリはMAU率60%以上という数値が一つの目安となりそうです。
ただ、ニュースアプリはどちらかというと日々のニュースを届けるアプリから雑誌のような役割を果たすもの、災害などの緊急時に利用が急増するものなど多様なアプリが属しています。
他のカテゴリーも同様ではありますが、アプリの志向に応じてさらに細分化した数値の分析が必要でしょう。

2020年8月のニュース&雑誌カテゴリーMAU上位10アプリは以下の通りです。

順位アプリ名
1位Twitter
2位Yahoo! JAPAN
3位スマートニュース
4位auサービスTOP
5位ニュースパス
6位グノシー
7位Yahoo!ニュース
8位ニューススイート
9位dmenuニュース
10位NHK ニュース・防災

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

⑤エンタメ

2020年8月のエンタメカテゴリー上位の平均MAU率は以下の通りです。

エンタメ平均MAU率(2020年8月)
TOP538.6%
TOP1048.3%
TOP2046.8%
TOP3045.9%
TOP4047.4%
TOP5048.1%

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

TOP5の平均MAUが38.6%と低いのは、Android端末を使う多くのユーザーが所持するGoogle Play ゲームが2位に入っていることが大きな要因です。

Google Play ゲームの影響を考慮すると、エンタメアプリは概ねMAU率50%以上が一つの目安となりそうです。

2020年8月のエンタメカテゴリーMAU上位10アプリは以下の通りです。

順位アプリ名
1位Amazonプライム・ビデオ
2位Google Play ゲーム
3位TVer(ティーバー)
4位auスマートパス
5位GYAO!
6位BuzzVideo(バズビデオ)
7位Netflix
8位ゲオ
9位楽天ラッキーくじ
10位ツイキャス・ビュワー

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

⑥動画プレーヤー&エディタ

2020年8月の動画プレーヤー&エディタカテゴリー上位の平均MAU率は以下の通りです。

動画プレーヤー&エディタ平均MAU率(2020年8月)
TOP567.4%
TOP1049.1%
TOP2048.7%
TOP3044.2%
TOP4044.3%
TOP5043.1%

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

MAU首位のYouTubeがMAU率87.6%と非常に高いことが大きく影響し、TOP5の平均MAUは67.4%となっています。

動画プレーヤー&エディタカテゴリーのアプリはMAU率40%以上が目安となりそうです。

2020年8月の動画プレーヤー&エディタカテゴリーMAU上位10アプリは以下の通りです。

順位アプリ名
1位YouTube
2位SHアルバム
3位TikTok
4位ABEMA(アベマ)
5位radiko for Android
6位niconico – ニコニコ動画
7位SHビデオプレーヤー
8位Google Play ムービー& TV
9位FOD
10位Video & TV SideView

Note

  • データ元:App Ape(国内約15万台のAndroid端末を分析)/ アクティブ数はApp Ape 推定による
  • MAU(Monthly Active Users):そのアプリの対象期間における、月間アクティブユーザー数で、月に一度でもそのアプリを起動したユーザーの数

上位アプリの数値をベンチマークに

ほとんどのカテゴリーで、MAU上位であればあるほどユーザーの利用率も高く、アプリ内で行動が活発化していることが浮き彫りになりました。

上位アプリの指標を一つの目安に設定し、アプリ内でのユーザー体験や機能、イベント企画などでステップを踏んでユーザーの利用度を上げていく検討が重要となりそうです。